家庭菜園でおいしい秋野菜を作ろう

家庭菜園 秋 ごぼう

 

ごぼうは、日本以外では食用に供されることは殆んどありませんが、食物繊維が豊富で便秘の解消などに効果があると見直しがなされ、秋から始める家庭菜園でも人気がある野菜です。

 

 

ごぼうは秋まきの場合、9月に種まきを行います。種まきの2週間位前に苦土石灰、堆肥、1週間位前に化成肥料をすき込み、80㎝位の深さによく耕します。耕し方が不十分だと、生長後、根が二又になってしまうことがあります。

 

 

種は細かいので、まく前に布袋などに入れて1日水に浸すと発芽しやすくなります。好日性の性格上、土は種の上に薄くかけるにとどめ、種に日光が届きやすくします。

 

 

本葉が3枚位の頃と5枚位の頃に丈の低い苗やひょろ長い苗を間引いて、最終的に株間が10㎝位になるようにし、間引きをする度に土寄せをします。秋が深まり本葉が3枚位か5枚位になった頃に化成肥料50g/㎡などを追肥し、同時に土寄せもします。

 

 

家庭菜園で秋に種をまくと、翌年の6、7月に収穫できます。根の直径が1㎝位になったら収穫できますが、直径2㎝位のものが最適です。収穫の際、予め根に沿って深く掘り下げておくと、簡単に根が引き抜けられます。

 

 

ごぼうは連作に弱いので、家庭菜園では5、6年は間隔を明けます。家庭菜園でのごぼうの植え付けの前年にはサツマイモ、マリーゴールドなどを植えると、線虫などによる被害の軽減に効果があります。